2024/06/14 09:32


こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
今回は、歴史が深く、美しいグリーンに輝いた「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に注目して解説します。
近年はマスカットと言うとシャインマスカットが取り上げられますが、最高峰のブドウはこのマスカット・オブ・アレキサンドリアと言っても過言ではありません。
ヨーロッパ発祥のブドウですが、日本国内でも生産されている高級ブドウの1つです。
今回は、マスカット・オブ・アレキサンドリアの特徴や旬の時期についてご紹介します。


マスカット・オブ・アレキサンドリアの特徴

マスカット・オブ・アレキサンドリアは古くから続く品種で、歴史だけでなく見た目や香りにも大きな特徴があります。
マスカットを代表とする品種でその中でも一級品の味わいです。
歴史や詳しい特徴について解説します。

歴史
エジプトのアレキサンドリア港から発祥したことで、マスカット・オブ・アレキサンドリアという名称の由来となっています。
あのクレオパトラも愛した品種とされており、紀元前の昔から続いている伝統あるブドウです。
マスカットと言わるのは、ムスクのように芳醇な香りがあることから始まりました。
日本に入ってきたのは明治19年で、岡山県で栽培がスタートしたのが日本での歴史の始まりです。

大きさ・見た目
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、何と言っても美しいグリーンのマスカットカラー。
クレオパトラに愛されたのも納得できる上品で綺麗な見た目です。
粒の大きさは12g~15gくらいと大きめで、1房の重さは400g~600gのボリューム感があります。
その豪華な大きさや美しい見た目ということもあり、贈答品としても喜ばれる逸品です。

味・香り
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、芳醇な香りの強さが特徴の1つです。
皮が弾けたときには、より一層の香りの強さが鼻を抜けて十分に感じます。
そして、香りとともに口の中に広がる甘さと酸味のバランスは最高です。
味に深みとコクがあり、1粒1粒に濃厚な満足感があります。
実の中はあえて種が入った品種になり、種ありならではの香りの強さとコクの深さを実現した品種です。

マスカット・オブ・アレキサンドリアの旬の時期と産地

一番美味しい旬の時期に食べることで、マスカット・オブ・アレキサンドリアの魅力を存分に感じることができます。
原産はヨーロッパ地方ですが、日本国内の環境や気候の関係で栽培が難しいです。
生産地域は限られているため国内産の希少性もあります。

旬の時期
マスカット・オブ・アレキサンドリアの旬の時期は、5月下旬から9月と比較的長い期間味わうことが可能です。
ハウス栽培と冷室栽培の両方で生産され11月頃まで出荷されます。
旬の時期に合わせて好きなフルーツを味わうことは、美味しさをより良く実感できるでしょう。


産地
日本での生産の約95%は岡山県が占めています。
岡山県は温暖な気候が多い傾向で、雨の日が少なく台風の被害が少ない環境です。
当初は全国各地で生産されていましたが、地域の環境がマスカットの栽培に合わず、最終的に適した生産地として残っているのが唯一岡山県になります。
130年もの歴史があり気候や風土が適した岡山県で、一級品のマスカット・オブ・アレキサンドリアが出来上がります。

マスカット・オブ・アレキサンドリアの食べ方

冷やして食べたいところですが、冷やし過ぎるとせっかくの甘さを感じにくくなってしまいます。
食べる30分前程度に冷やすくらいが、冷たさを感じながらも甘さを十分に味わえる食べ方です。
暑い夏場は、少し凍らしてシャーベット状にするのも贅沢で美味しい食べ方の1つになります。
また、美味しく食べるには保存方法も大切です。
粒で保存するときは軸を少し残して密閉できる袋にしまいましょう。
房ごと保存するときは、そのまま袋に入れて野菜室に入れて保存します。



まとめ|マスカット・オブ・アレキサンドリアで最高峰のブドウを味わおう!

最高峰の名に相応しいマスカット・オブ・アレキサンドリア。
岡山県だからこそできる環境や自然の恵みによって生産され、その味や香り、粒の大きさはまさに一級品です。
せっかく最高峰のマスカットを食べるのなら、一番美味しい旬の時期がおすすめになります。