2024/06/10 01:00
こんにちは!旬のフルーツを通じて美容や健康をサポートする【市場直送専門店ふるさとのかほり】です!
今回は、夏の柑橘類として人気の高い「河内晩柑(かわちばんかん)」に注目して解説します。
グレープフルーツに似たような見た目ですが、苦みや酸味が抑えられていて、甘みのある美味しいフルーツです。
河内晩柑は、地域によって呼び名が異なることもあり、「実は〇〇は河内晩柑だったんだ!」ということもあります。
河内晩柑の特徴や味、旬の時期などついてご紹介します。
河内晩柑の特徴と歴史
綺麗な黄色の果皮と大粒の果肉が特徴的な河内晩柑。
一般的なスーパーに並ぶようになってきましたが、パッと見た感じグレープフルーツと思ってしまう方も少なくないでしょう。
河内晩柑の歴史や特徴を解説します。
歴史
河内晩柑の始まりは、熊本県河内町で発見されたことがスタートです。
元々は文旦から派生された品種で、100年くらいの歴史があるフルーツになります。
現在でも熊本県を中心に、西日本エリアで多く栽培されています。
河内晩柑は、グレープフルーツにも見た目が似ていることから、「和製グレープフルーツ」と言われることも。
その他にも、「ジューシーフルーツ」「宇和ゴールド」「愛南ゴールド」「夏文旦」など、特徴や地域名を入れた名称で販売されています。
見た目・大きさ
河内晩柑は文旦から派生した品種であることから、文旦のような見た目と大きさがあります。
重さは240~450g程度のものが多く、大きめのものだとずっしりとした重さを感じます。
果肉はプリッとした大粒な実が印象的です。
見た目は硬そうな果皮ですが、実際は柔らかめなので手で剥くこともできます。
もし、硬くて剥きにくい場合は、縦に包丁で切り込みを入れると剥きやすくなります。
栄養素
河内晩柑は柑橘類の一種として、栄養素も豊富に含まれています。
特に、ビタミンCやβカロテン、カリウムなどが豊富なので、栄養補給としても摂りたいフルーツの1つです。
クエン酸や食物繊維なども豊富なので、栄養価が高く暑い夏場にも最適。
また、果皮には抗炎症作用に期待されている、オーラプテンとプタメトキシフラボンという成分が多く含まれています。
マーマレードやピールも食べ方としておすすめです。
河内晩柑の旬・味・ベストな食べ頃
柑橘類というと冬場から春にかけて多いイメージですが、河内晩柑は他の柑橘類から少し遅れて旬がやってきます。
5月から8月までが旬の時期となり、美味しい河内晩柑を味わうことが可能です。
糖度は11度程度が基本となり、年々生産量が増加傾向となっており人気の高さが伺えます。
時期によって味が変わる
河内晩柑は、甘さの中に程良い酸味を感じ、果汁たっぷりでジューシーな味わいですが、旬の時期でも味が少しずつ変化します。
少し早めになる4月から5月あたりは、甘みと酸味のバランスが良く味の濃さを感じるでしょう。
柔らかめの果肉で果汁がたっぷりと溢れ出てきます。
河内晩柑の味わいを濃く感じたい場合は、早めの時期がおすすめです。
そして、6月から7月になると酸味が抑えられて、より食べやすくマイルドな味わいに変わります。
初期の頃と比べると果汁がやや少なくなり、スッキリとした口当たりを感じるでしょう。
また、それ以降の後半に入ってくると、果汁がさらに少なくなって果肉が引き締まり、ブチブチとした食感になってきます。
甘みも薄くなってきて、よりサッパリとした味わいに変わってくるため、暑さがピークの夏場に食べやすい味わいです。
生産地
河内晩柑は、愛媛県での生産が多くのシェアを誇り1番です。
次いで、熊本県、高知県、和歌山県と続いています。
木に実をつけたまま越冬するため、寒さの厳しい地域での生産は向いていません。
1年を通して気温が下がりにくいこと、霜が降りにくいことが大きな条件となります。
そのため、必然的に西日本エリアでの生産が基本となっています。
まとめ|甘くて美味しい河内晩柑は5月から7月が特におすすめ!
河内晩柑は、夏に美味しい人気急上昇の柑橘類です。
酸味が抑えられており、甘さたっぷりのジューシーな味わいが特徴的。
旬の時期の中でも味や食感が変化し、それぞれの美味しさを楽しめるフルーツです。