2024/06/01 22:03


桃の品種は数多くありますが、「川中島白桃」は百貨店や専門店に並ぶほど人気の高い品種です。
生産量は、「あかつき」「白鳳」に次いで、第三位に位置している川中島白桃。
自分で美味しい桃を選ぶのはもちろん、ギフトで選ぶときにも美味しい桃の特徴を知っていると選びやすくなります。
あまり品種名を気にしていなかった方でも、実は川中島白桃を食べている方も多いでしょう。
今回は、川中島白桃の特徴や白鳳との違いについてご紹介します。

川中島白桃は大きくて甘い!人気の特徴

川中島白桃は、数ある桃の品種の中でも上位に多く栽培されている人気の品種です。
見た目や味、食感など川中島白桃の特徴について解説します。

見た目
川中島白桃の見た目、なんといっても大きさが最大の特徴です。
300~400gほどもある、ずっしりと大きなボリューム感があります。
他の桃と並べて手で持ってみると、他の桃との重さの違いが一目瞭然です。
また、濃い赤色の果皮で、うぶ毛が多く生えている特徴もあります。
圧倒的な大きさと綺麗な赤色の果皮であることから、贈答品としても見栄えが良いのがポイント。
美味しい川中島白桃を選ぶときは、大きくて重みのある果実を選びましょう。

味・食感
川中島白桃の味は、酸味が少なく甘味をしっかりと感じます。
果肉はやや硬めで、ジューシーでとろけるような桃ではなく歯ごたえを感じる硬さです。
硬い桃ってどうなの?と感じる人もいるかと思いますが、このしっかりとした食感が川中島白桃の魅力になります。
果肉が硬く柔らかくなりにくいところも、日持ちやしやすく贈答品に向いているポイントです。
柔らかめが好みの場合は、少し日を置いて食べれば硬さが抑えられています。

川中島白桃の由来
川中島白桃は、長野県長野市川中島で発見されたことで、このように名づけられました。
1977年に命名されて以降、根強い人気を誇り歴史の長い品種です。


川中島白桃の産地と旬の時期

川中島白桃は、どの地域で多く生産されているのか、美味しい旬の時期なども解説します。
産地や旬のタイミングにもこだわって、より美味しい川中島白桃を味わいましょう。

主な産地
川中島白桃は、開発された地である長野県が1番多い生産地です。
次いで生産量の多い地域は山梨県、山形県、福島県といった桃の名産地が名を連ねています。

美味しい旬の時期
川中島白桃は、桃の中でも遅めに旬を迎える晩生種にあたります。
収穫時期は8月上旬~9月下旬と遅めのタイミングで、特に8月下旬~9月上旬あたりが1番美味しい時期です。

人気の白鳳とは何が違う

桃の生産量では白鳳が2位、川中島白桃が3位という順番になっています。
桃を選ぶ時に「白鳳と川中島白桃は何が違うの?」と考えてしまうこともあるでしょう。
1番大きな違いは「果肉の硬さ」です。
硬めの食感である川中島白桃に対して、白鳳は柔らかめでジューシーさを味わうことができます。
両方とも甘くて美味しいですが、好みが分かれる大きなポイントです。
果肉の色は、川中島白桃やや赤みのある状態ですが、白鳳は白い果肉になっています。
白鳳の方が旬の時期が川中島白桃よりもやや早く、8月上旬には旬のピークを迎えています。

川中島白桃を美味しく食べるための保存方法

川中島白桃を美味しく食べるには保存方法も大切です。
桃は外からの衝撃にデリケートなので、風通しの良い場所に新聞紙などで包んで傷まないように気を付けましょう。
川中島白桃は果肉が硬めの品種なので、やわらかい食感が好みの方は常温で3日程度置いてから食べるとちょうど良くなります。

川中島白桃の美味しい食べ方

川中島白桃の美味しい食べ頃は、甘い香りがサインです。
川中島白桃は硬めの品種なので、皮が剝きにくいときもありますが、水に浸すと剥きやすくなります。
川中島白桃はそのまま食べるのが1番ですが、その他にもジャムやコンポート、タルトケーキにしても、美味しさを存分に味わえます。

まとめ|大きくて甘さもしっかり!人気の川中島白桃

川中島白桃は、数ある桃の品種の中でも「あかつき」「白鳳」に続いて人気の高い美味しい桃です。
立派な大きさの品種で、贈答品としても見栄えがよく定番とされています。
果肉も硬めなので、日持ちがしやすいのも川中島白桃の特徴です。
開発地である長野県でトップのシェアを誇り、8月下旬~9月上旬にかけて1番甘くて美味しい旬の時期を迎えます。
大きくてしっかりした甘さの川中島白桃を、旬の時期により美味しく味わいましょう!